新年のご挨拶と錆びのこと

皆様明けましておめでとうございます。
ホームページもリニューアルということで今年の第一稿です。僕がブログの表題を「社長の棚からポルシェ日記」と意味不明な表現にしたのには訳があるのです。

初めてポルシェの助手席にのせてもらった学生時代の強烈な思い出から40年、叶わぬ儚い夢と諦めていた空冷ポルシェでしたが、突然まるで「棚からぼた餅」のように手に入った夢の様な喜びを表しているものなのです。(笑)
息子達のブログもレイアウト等が一新されていると思いますのでお楽しみください。

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ただいま白カエルは冬眠中、4月には車検を控えています。今のところはヒーター以外は問題ありません。重いと感じられたクラッチも強化クラッチが入っているとのことで納得しています。今年はじめてスターターを回してみましたが恐れていたバッテリーの容量低下も有りませんでした。

今ガレージもちょっとした隠れ家にならないかと画策しているところです。
余分なものを整理して何年かかるか分かりませんが、工具や小物を揃えて行こうかと。
ここでレストア出来る日を夢見て(笑)。取り敢えずこんな感じで進めています。

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これは昨年の夏に洞爺湖にドライブしたときの写真ですが、まさかまさかのポルシェライフ!
いづれ動画ものせられるように勉強します。

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さて皆さんもいま気になさっているのが塩害による錆ですよね。僕は化学者ではありませんので専門的なことは分かりませんが。
少し鈑金屋の立場から錆について書いてみようかと思い立ちました。

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上の二枚の写真はよく見られるタイヤハウスの錆です。現在の車のボディーは一部を除きスチールで形成されています。

鉄(Fe),アルミ(Al),銅(Cu)などの金属は自然界では酸化物、硫化物の鉱石として存在します。この鉱石から酸素を取り除くいわゆる還元操作によって造られたのが金属です。
錆とは腐食のことです。つまり腐食とはその金属がまた酸素や水と結びついて自然に帰ろうとするイオン化現象だとされています。

高いところから低いところへ、濃いものから薄いものへ状態が変化するのは自然の摂理なのですね。この世に酸素と水が有る以上、酸化は防げないということです。

新車のボディーは亜鉛メッキされた鋼をプレスして型をつくりさらに防錆塗料に浸します。
この亜鉛メッキは厚ければ厚い程錆を寄せ付けないのですが、現在の技術では0.08ミリくらいが最高と言われています。
さらにメッキした鋼を複雑な形にプレスするわけですから当然メッキが割れることもあります。この状態で塗装すると如何に新車と言えど錆には勝てないようです。
一般にドイツ車は亜鉛メッキがしっかりしているので錆びには強いですね。ただしこれにもデメリットがあり、再補修する時にはこのメッキが悪さをしてパテや塗料を選ばないと剥がれの原因にもなりかねないのです。
ではどのようにして錆びた箇所を補修して行くか良い事例があれば後日アップして行きたいとおもいます。

今年一年また旅行や車、隠れた趣味の剣道などもダラダラと書き綴っていきますので宜しくお願いいたします。

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